会社情報
創業
設立
資本金
代表
所在地
善は急げ、早速作業に取り掛かりました。満足のいくベータ版を完成させるまでに2年、そして2016年に念願だった送り状・インボイスをワンクリックで発行できる、Ship&coが完成しました。送り状の作成を自動化し、1件あたり20秒以内で印刷作業まで完了することが可能になりました。
まずは、Ship&coをBento&coの業務で使ってみると、送り状作成のために使う時間が圧倒的に削減されました。「自分たちと同じように、送り状の作成の手間を省きたいと考えているネットショップの運営者はたくさんいるはず。ネットショップと連携することができたら、多くのEC業者に使ってもらえるようになる」と思い、Ship&coの営業を始めました。
Ship&coは国内外の主なECプラットフォーム (カートシステム) とAPIで連携しており、注文データをリアルタイムで同期します。1つのインターフェースで注文データの同期から送り状発行と発送済みの連携まで完了する、日本初の出荷管理システムです。また同時に、複数の主要な運送会社ともAPI提携しているため、例えば海外発送の場合は荷物の重さ・サイズを入力し、見積送料を確認して簡単に送り状を発行することができます。そして通関用のインボイスも自動作成されるため、EC初心者でも安心してお使いいただけます。
Ship&coの開発を加速して成長させるため、2017年12月にはベンチャーキャピタルから1億円の投資を受けました。日本郵便ならびに佐川急便とのAPI連携を完了させ、当時はまだ例がなかったヤマト運輸B2クラウドとのAPI (画面なし) 連携も実現させました。日本で、この3社と同時連携しているサービスは他にはありませんでした。その後も送り状の一括発行機能の追加など、サービスを拡充してきました。これからも、ユーザーからのご要望の多いものは可能な限り対応したいという気持ちは変わりません。
物流の自動化へ。「Ship&co API」がもたらすシステム連携の利便性
2019年4月には「Ship&co API」をリリースし、お使いの自社システムにShip&coのAPIを組み込んで開発いただくことで、Ship&coの送り状発行機能が自社のシステムでも利用いただけるようになりました。現在、Ship&coのAPIはピツニーボウズジャパン、Square Japan、三菱商事ファッション (いずれも敬称略) など、大規模の企業のシステムにも連携してご利用いただいており、毎月数万件といった送り状作成もスムーズな処理が可能です。
例えば海外の企業が日本国内配送のシステム連携を必要とするような場面においても、Ship&coのAPIを使っていただくことで各運送会社との個別の交渉やシステム連携は不要となり、素早く簡単にヤマト運輸、佐川急便もしくは日本郵便 (ゆうパック・ゆうパケット) の送り状を自社のシステムから直接発行することができるのです。
日本国内のユーザー数は現在累計2,000を超え、EC事業者の間では「Ship&coは越境ECのためのツール」という印象が以前は強かったと思うのですが、今ではShip&coのサービスを使って作成される送り状全体のうち、国内発送 (特にヤマト運輸) での利用が半数を超えています。加えて、アメリカ、カナダ、シンガポールなどを含む約30カ国にユーザーを抱え、24時間365日、システム稼働しています。
Bento&coを通して日本を身近に感じてもらうのと同じように、Ship&coも、日本生まれの便利ツールとして小さな企業から大規模の企業まで、出荷作業の効率化をこれからも強力にサポートしていきたいと考えています。